ロボットやプログラミング学習を始めるにあたって、料金はひとつの壁になります。
ロボットプログラミング教室ですと初期費用が高かったり、他の習い事と比べるとプログラミング学習は高い印象です。
自宅でロボットプログラミング学習をするメリットとデメリットとは?
子ども向けの習い事として、ロボットプログラミングが人気を集めているのをご存知でしょうか?
子ども向けのロボットプログラミング教室もたくさんありますが、工夫をすれば自宅で学ぶこともできます。
自宅でのロボットプログラミング学習を成功させるには4つのポイントを紹介していきます。メリット・デメリットをよく理解して自宅でのロボット学習を始めましょう。あらかじめメリット・デメリットを理解しているば続ける力になるでしょう。
自宅でロボットプログラミング学習をするメリット

自宅でロボットプログラミングを学習するメリットは、3つあります。
第一のメリットは「費用」
費用は、教室に比べると格段に安く抑えることができます。
ロボット教室の月謝は1万円から2万円ぐらいが相場となり、1万5000円ぐらいがおよその平均的な金額です。そのうえ教室に通い始めるときには、初期費用が3万円から8万円ほどもかかる教室もあるため、家計には負担です。
一方、自宅学習の場合には、ロボットをはじめに買う1万円から5万円ほどの費用だけで済み、月謝はいっさいかかりません。ロボットメーカーの公式ホームページやアプリを使って、自分でプログラミングを進めることになります。
うまくいけば、自分で進めていく達成感も味わいながら、大幅にコストカットをすることができるのです。
第二のメリットは「時間と場所を自由に選べること」

決められた時間に教室に行くのではなく、好きな時間帯に好きな場所で、ロボットプログラミングに取り組むことができます。
時間が決められていなくて、やりたいと思ったときにできることは、気が変わりやすい子どもにとっては大きなメリットです。やりたい時にやってこそ、プログラミングの力が伸びやすくなります。
場所は主に自宅になると思いますが、例えば泊まりに行った祖父母の家でもできますし、長期の旅行や入院などで自宅を離れてもロボットさえあれば続けることができるのです。親にも、時間通りに子どもを教室に連れて行ったり迎えにいく大変さから解放されるメリットがあります。
第三のメリットは「マイペースに学習できること」
です。自宅で学べば、周囲を気にせずに自分自身のペースで進めることができます。
簡単になところでつまずいても、からかわれたりする心配もありません。性格的に、周りと比べてできないとやる気をなくしてしまうような子には、自宅学習の方が向いているでしょう。
教室とちがって、時間が来たら終わりにしなければいけないこともなく、とことんロボットに取り組めることもメリットとなります。
自宅でロボットプログラミング学習をするデメリット

自宅でのロボットプログラミング学習を成功させるためにデメリットも理解しておきましょう。
第一のデメリットは「先生がいないこと」
ロボットプログラミングに興味を持つ年齢は、小学校低学年ぐらいが多いようです。早ければ、幼稚園の頃にやってみたくなる子もいます。
そのぐらいの年齢の子どもは、教えなくても次次々と新しいことをこなしていく吸収力があります。それでも、漢字が読めなかったり、パソコンの基本操作を知らなかったりするので、どうしても大人のサポートが必要になってきます。
教室では先生がいますが、自宅ではその役割は親になります。
親がプログラミングの知識がない場合、子どもの質問に答えるために四苦八苦してしまうこともあるでしょう。親のフォロー欠かせず、親子だからこそ親子げんかにつながりやすくなってしまうことはデメリットとなります。
二つ目のデメリットは「モチベーションを維持することが難しい」
スムースに学習が進んでいるときはよいのですが、わからないことが出てきたり、うまくいかないときには、先生や仲間がいないことから、続けることが難しくなるかもしれません。
ロボットプログラミングは、楽しい反面、新しいことを覚えたり、うまくいかなければやり直したりという地道な作業です。
すべてが自分次第の自宅学習では、モチベーションが低下し、学習が進まなくなってしまうかもしれません。
三つ目のデメリットは「レベルアップの継続性を維持しにくい」
初心者でもわかるレベルのことは、親がサポートぽいできます。
しかし、親の理解できる範囲を超えてしまうと、自力で何とかできることもあれば、それ以上のレベルアップが難しくなる可能性もあり得ます。

ロボットプログラミング学習で得られる力と継続するポイント
小さな子どもを育てている親の間では、ごく普通に「ロボット教室に行かせたいけどどうしよう」とか「ロボットプログラミングっていいんだよね」と話題になっています。また教育改革により、2020年からは小中学校でのプログラミング学習は必須となっています。
ロボットプログラミングでは、自分でプログラミング(=原因)をして、ロボットがその通りの動作(=結果)をするのをつぶさに見ることができます。このことが、論理的思考力を養うのに効果的だと言われているのです。
簡単に言うと論理的思考力とは、原因と結果の結びつきを理解して、物事をシンプルに無駄なく考える力です。トラブルが起きたときに何が原因かを見極める力、明確なわかりやすいプレゼンテーションを行う力の悩んでもしかたがないような事柄で悩まない力も、論理的思考力に当たります。
また、論理的思考力があれば、人生で直面する数々の困難に悩みすぎるのではなく解決策を出せるようにもなれるでしょう。親としては、子どもにぜひとも身につけてほしい力です。
4つのポイントです。
- 子供のやる気を継続させる
目標をもたせたり、褒めたりすることで子供のやる気を継続させましょう。 - むずかしい問題は一緒に考える
プログラミングはいちどつまづくとなかなか独力で解決できない場面も多くなります。親子で一緒に考えて解決していきましょう。 - とにかく褒める
- 子供の興味や能力に合わせて教材を選ぶ
4つめのポイントの教材選びを深堀りしていきます。子どもの年齢やタイプ、そして予算にも合った教材を選ぶことが大切になります。
ロボット教材の学び方

ロボットプログラミングを学習する教材にはさまざまな種類が発売されています。
具体的にいくつか取り上げて、特徴を紹介します。
・レゴエデュケーション
◼︎レゴプログラミング購入🤖❤️
【レゴWeDo2.0】
(Amazonは海外版です)https://t.co/dTMSYayCuFアフレルとかなり迷いましたが
Z会で申し込み🤗☑︎12種(アフレルは6種)
☑︎作れるものが面白そう(アフレルは動物)
☑︎テキスト毎月届く(飽きずに続けられそう)
という点からZ会にしました😍 pic.twitter.com/jskO83d3W7— みすず◡̈⋆*家事を仕事にする人 (@misumisu0722) November 8, 2020
レゴエデュケーションは1980年に発足したレゴ社の教育部門です。レゴエデュケーションからロボットも販売されています。
色鮮やかなSPIKE プライムやらWeDo2.0といったスターターキットが有名です。レゴブロックの外観を踏襲したかわいらしさは、女の子にも人気があるようです。レゴエデュケーションは、プログラミングのサポートサイトが充実してます。
価格帯は、5000円台から5、6万円ぐらいまでと幅広く、多くのキットが出ています。
対象年齢も幼稚園から小学生まで、各種そろっています。

KOOV®(クーブ) スターターキット
KOOV®クーブは、ソニーの開発された教材です。
船や恐竜など、思い思いに好きな形をブロックで作り、それらをプログラミングで動かして遊ぶ中で理解を深めていく内容になっています。ブロックで作るので、レゴエデュケーションに見た目はとても似ています。
自分で作ったものがロボットになるのが魅力で、サポートしてくれるアプリが充実しているのも利点です。
価格帯は5万円台からとなり、対象年齢は8歳からです。
embot(エムボット)

embot(エムボット)は、NTTドコモの新規事業創出プログラムから生まれたロボットです。
スターターキットに入っているダンボールなど身近な素材でロボットを作るのが特徴です。ダンボールだけでなく、空き箱や紙コップなど、好きな素材で自由にロボットを作ることができます。材料から自分のアイデアでロボットを作るので、プログラミングだけでなく工作の楽しみも味わえるロボット教材です。
アプリで、簡単にプログラミングをすることができます。
価格は税抜き6000円で、対象年齢は6歳からです。

プログラミングカー(幼少期対象)

ロボットは、プログラミングが小さな子どもには難しく、対象年齢もやや高く設定されています。小学校入学前の幼少期のお子さんには、ロボットではなく「プログラミングカー」も人気です。
プログラミングカーは、科学と学習で有名な学研から出ており、2018年には日本おもちゃ大賞を受賞しています。
ボタンが3つだけという単純構造ながら、おもちゃのクルマを自分で考えた命令通りに動かすことができます。
価格は4,000円台で、対象年齢は未就学児となっています。

ポイント②:子供のやる気を維持する
ポイント③:
ポイント④
まとめ
子育ての現場で、ロボットプログラミングは話題になってはいるものの普及はまだこれからという印象です。
実際にロボット教室に通っている子、自宅でやっている子は数えるほどしかいません。
これほどメリットがあり、自宅でもできるロボットプログラミングをやらないままでいるのはとてももったいないことです。