プログラム的思考を養う上でとても大切な構文があります。
それは「分岐(もし~なら)」と「繰り返し(ループ)」です!
「分岐(もし~なら)」と「繰り返し(ループ)」を重ねることで、多くの処理を実現することができるので、しっかりイメージを掴んでいきましょう。
・プログラミングには「分岐(もし~なら)」という条件で処理を分岐する処理がある
・「分岐(もし~なら)」で利用できる演算の条件を知る
・Scratchでの「分岐(もし~なら)」の使い方とサンプル
「分岐」ってなに?図でイメージをつかもう
学習のロードマップ「い」では、データの基本的な扱いかたを見てきました。
ここからは、作ったデータをどうプログラミングで扱うかを見ていきましょう。
「分岐(もし~なら)」を見る前に大事なことをおさらいしましょう。
「プログラムは上から順番に実行されます」
最初のうちはなれないかもしれませんが、プログラミングになれてくると自然によめるようになります。

「分岐(もし~だったら)」は「もしも△△だったら、○○を実行する」という場合分けをすることが出来ます。条件によって「処理をするかしないかの選択」と行ったり場合は「場合わけ」を行ったりします。
Scratchでは、「もし◇なら」「もし◇なら、でなければ」という条件文を使います。
「分岐(もし~なら)」で使える演算の種類を知ろう
「60点以下なら再テスト」と言ったけど、いろいろな条件を使うことができるので知っておきましょう。完璧を目指さずいろんな比較があることを知っておくだけでも学習の効率があがります!
①数値の比較
数値の比較に用いる演算です。
1 | <(小なり:右の値が大きい場合) |
---|---|
2 | >(大なり:左の値が大きい場合) |
3 | =(イコール:同じ値の場合) |
②複数条件
複数の条件を組み合わせてつかう時に用いいる演算です。
1 | かつ:2つ以上の条件を「両方」満たす。 |
---|---|
2 | または:2つ以上の条件のうち「どちらか一方」満たす。 |
③否定
名前の通り、「特定の条件以外」という指定です。
Scratchの「分岐(もし~なら)」の使い方とサンプル
Scratchで「分岐(もし~なら)」を使ってみましょう!
①箱を作る
箱を作るろう。
やりかたは、「もし◇なら」のブロックをドラッグ(クリックしたまま)して右のスペースへ運べばできるよ。
②条件を作る
「演算」を使って条件を作る。
今回は、「変数」が60より小さい場合は、「再テストいやだな~」という設定にしています♪
Scratchの作品
このプログラミングには「変数(箱)」と「分岐(もし~なら)」という要素が入っています。
もし、テストで60点以上取れなかったら、再テストを受ける必要があるので「再テストいやだな~」と発言しまよ♪「緑の旗」を押すとプログラムが動きます。
テストの点数は1~100までの数字をランダムに発生させています。得点は左上の「変数」の中の数字で表しているよ!
Scratchのサンプルプログラミング
まとめ
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
「分岐(もし~なら)」について少しでも理解が深まってくれるとうれしいです♪
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